高速道路の渋滞は危険
高速道路で起きる渋滞は一般道路とは異なる危険があります。高速道路には信号機がほとんど存在しません。交差点もなければ横断歩道もありません。
そんな高速道路で起きる渋滞にどのようなイメージを持っているでしょうか。
- 時速100キロメートルで走行しています。車の流れは順調です。
- 周囲を走行する車が徐々に多くなってきました。
- 走るスピードもだんだんと遅くなってきました。
- 渋滞が始まったようです。
このようなイメージを持たれているかもしれません。このような渋滞も確かにあります。この場合、車間距離に注意して走行してください。
高速道路の危険な渋滞とは
危険な渋滞は先ほどのイメージとは違っています。
時速100キロメートルで走行中、突然前方に徐行、もしくは停止した車の列があらわれるのです。
少しのよそ見でも玉突き事故という大事故が起こりうる場面なのです。
高速道路の渋滞の危険を回避するために
危険を回避するためにはどのようなことに気をつければよいでしょうか。
視線を遠くにやりながら走行する
高速道路は車両が高速で走行しやすいよう道路が設計されています。具体的には、カーブが少なく、あっても半径が大きい。道路が広い。したがって一般道路に比べて遠くが見やすくなっています。渋滞に限らず、事故車両などにもすぐに気づくことができるよう、高速道路を走行中は車間距離を十分にとり遠方へと視線をやるよう心がけましょう。
渋滞に関する情報を事前に入手する
渋滞の情報を事前に把握することで安全に走行できます。
ラジオから情報を入手する
高速道路情報専門局1620MHzでは、交通事故や渋滞などの高速道路の情報を流しています。
カーナビから情報を入手する
最近のカーナビには渋滞情報をキャッチして事前知らせてくれたり、迂回路を提示してくれたりします。
高速道路で渋滞に出くわしたら
高速走行の状態から減速するため、後方からの追突事故や玉突き事故の危険をともないます。渋滞を前方に確認したら、すぐにハザードランプを点滅させましょう。また、前方を走行する車がハザードランプを点滅させていたら、自らもハザードランプを点滅させましょう。そうして、後方を走る車に前方の危険を伝達していくのです。