カーブの走行方法
カーブの走行方法
- 周囲にバイク等が走行していないかなどを確認した後、カーブに入る前の直線でやや外側に車体を寄せる。
- カーブに差しかかる手前までに減速をする。マニュアル車であればシフトダウンする。
- アクセルに足を置いてカーブ中頃までやや内側に車体を寄せるよう走行。減速が十分であれば軽くアクセルを踏んでやや駆動をかける。
- カーブ終盤にさしかかったらアクセルを踏み、やや外側に車体を寄せつつ加速する。
- マニュアル車であれば加速の終わりと同時にシフトアップする。
カーブは『ハンドル操作のみで走行するのではなく、エンジン操作によっても走行する』というイメージを持ってください。
スローインファストアウト
スローインファストアウトとは、カーブを曲がるときの走行方法を言います。カーブを走行中にブレーキを踏みながら曲がってゆく車を多く見かけます。バイクに乗っている人には分かると思うのですが、実はカーブを走行するときにブレーキをかけると車両は不安定な状態になります。そして自動車はタイヤに駆動力がかかっているほうが安定するのです。
自動車はバイクよりも安定していますし、最近ではカーブ走行中のときなどに四輪の駆動力を自在にコントロールして安定して走ることのできる自動車があります。しかしながら、これらは自動車の性能に助けられた運転ということになります。
カーブに進入するときにスピードが出ていると、カーブを曲がった先にある危険に気づいたとき回避できない恐れがあります。また、最悪の場合、急ブレーキをかけ自動車のタイヤがロックするとそのまま対向車線へと滑っていき対向車と正面衝突することもありえます。
カーブに差しかかる手前までには必要なだけの減速を完了させておきましょう。マニュアル車（ＭＴ車）であればギアを一つシフトダウンしておきます。カーブ中頃までは減速した速さで走行し、先が開けてきたらアクセルを踏み加速してゆきます。