車線変更の方法

危険な車線変更

片側2車線の道路を走っていたら突然目の前に後方からきた自動車が割り込んできて(車線変更をしてきて)とっさに減速した、という経験はないでしょうか?

加速してスピードを上げたり、スピードを出したままでの他車の目前への車線変更によるものです。このような速度差のある自動車同士の干渉は非常に危険です。割り込まれたドライバーはその自動車のウインカーによる車線変更の意志を確認する間もありません。運転鉄則①を思い出してください。『運転鉄則①自分が運転する自動車の動きを周囲のドライバー等に見せる運転』です。

ウインカーを出すと同時に車線変更するのではウインカーを出す意味がありません。少しの間をとって車線変更しましょう。他のドライバーに対して自分の自動車の車線変更を確認させます。

隣の車線にすばやくうつることはいけません。車線変更時に隣の車線へとうつるときはゆっくりとハンドルをきりましょう。自分の自動車の姿や動きを他のドライバーに見せながら走るためです。

基本的な車線変更の方法

  1. 車線変更前は周囲の状況をよく把握しておきます。
  2. ルームミラーで後続車が車線変更をしないことを確認します。
  3. サイドミラーで後続車の距離と自分の自動車より速く走ってないかを確認します。
  4. ウインカーを出します。
  5. 周囲のドライバーに車線変更の意志を確認させたら、ゆっくりとハンドルをきって車線変更をします。

特筆すべきポイントは周囲の状況の把握すること、これにより車線変更のタイミングがわかりやすくなります。また、周囲のドライバーへ自分の意志を認知させ、ゆっくりとハンドルをきることです。自分の自動車の意志と動きを周囲のドライバーに認知させるために大切です。

走行車両が多いときの車線変更

走っている車両が多いときの車線変更では車間スペースを譲ってもらうほか仕方ありません。早めにウインカーを出し、車を少し寄せ、譲ってもらうドライバーに自分の自動車の車線変更の意志を確認させます。サイドミラーを見て、後続車が減速したり、速度を維持したりしてスペースをあけてくれていることを確認してから前の車についていくようにゆっくりとハンドルをきって車線変更をします。自分以外の自動車がただの障害物であるかのように車間にすばやく入ることはいけません。割り込まれたドライバーに事故の危機感を与えてしまいます。自分の自動車がこれからする動きを他のドライバーにきちんと認識させてから車線変更しましょう。